園長室だより

鬼の話

今や、子どもたちの話題は、もっぱら鬼の話。

・「あそぼう会の鬼は、岩村先生やったばい。あんくらいなら、おそろしくなか。やっつけてやるさ」と、強気です。ハハハ。   ・「2月3日は、ぜーーたい、幼稚園はいかん」   ・「インフルエンザにならんかねえ」   ・「鬼のこない幼稚園に移ろうかねえ」   ・「悪い子だけに、鬼の来るとばい。おれ、良い子けん、来んさ」   ・「ゆりさんは、はじめてけん、わからんやろうけど、鬼って、こわかとばい」   ・「今度は、泣かんごと、がんばるさ」   ・「小学校には、鬼はこんらしいよ。なぜ、幼稚園にだけ来るとやろうかねえ」   

もう、毎日、おかしくてたまりません。失礼!! しおみのお子さまたち!!

さて、どんな言葉をかけてやったら、2月3日、安心して登園できるでしょう。わたし、考えています。

子ども点描

65歳以上は何とやら・・・・と言われる私にとって、7:30勤務は、ちょっとばかし、きついこと。でも、いったん、幼稚園に入ると、楽しいこと、癒されることが、ゴロゴロ転がっています。

・バスから降りると、私のスリッパを出してくれ、靴まで棚に置き、園長室の戸を開けて、「おつかれさまでした」ーー何とまあ、恐縮していますよ。(年長男の子)

・「きのうは、おいしいおやつを作っていただき、ありがとうございました。 力がついてきます。今から、オイリュトミーへ行ってきます」と、わざわざ報告。(年長女の子)

・「どこに行ってると?」「郵便局よ」「寒いけん、かぜひかんごと注意して行ってこんばよ」(年少女の子)

・「園長先生、あくびしてるたい。つかれとるとよ。きょうの夜は、はよ寝らんば」(年中男の子)

・園長室には、勝手に入ってはいけないと教えられているので、入り口に立って、たくさんの郵便物を差し出す。(年少男の子たち)

毎日の何気ない生活の中で、どの子も、どこかで輝いているのです。楽しいし、嬉しいじゃないですか。子どもはかわいいものです。

立ち話に意義あり

子どもたちの送りを終了し、職員が揃うのは16:30。ホッと一息つくと、立ち話が始まる時があります。今日の、とっておきの立ち話とは・・・・

「○○ちゃん、1年の間に、すごい成長ぶりよね。幼さもなくなり、話すこともしっかりしてるし」と話が始まると、「今日なんか、園長先生、名前呼ぶの忘れてない?園長先生も、忘れることあるのね。と言われて、ガクンよ。」と、私も仲間入り。いろいろ話した後、若手職員が、「毎日、子どもの成長が見られるから、この仕事はやめられんとですね。」と。どうです!! 潮見の職員のすばらしさ!!

お母さんのうれし涙

入園してから1年。「幼稚園が大好きで、休みの日にも、幼稚園に行きたいと言います。もう、満足なんですが、だだ1つ心配なのは、野菜を食べてくれないのです。」ーー「大丈夫ですよ。食べる日が、ちゃんと来るんです。お母さん、焦らないでくださいね。」と言う会話を、何度したことでしょう。『その日が来ました』 「しょうゆかけたら食べられるかも・・・・」「そう、じゃあ、持ってくる」ーー担任が足早にしょうゆを持って行くので、何事かと驚きました。おいしそうに食べているわけではありません。しっかり努力しています。周りのお友だちも、黙って、にこにこして応援していました。「食べたあ~」みんなで、「すご~~い」たったこれだけです。私は、写真におさめてあげました。担任からのお便りで、お母さんは涙が出てきたそうです。子どもは勿論えらいけど、小さな事に、生き生きと反応してくれたお母さんもえらいです。足元の小さな事を1つ1つ仕上げていくことの大切さを感じます。

子どもと遊ぶ

できる限り、子どもと一緒に遊びたいとは思ってはいるものの、なかなかそうはいきません。でも、子どもとの約束は、絶対に守らなければいけないと思っているので、今日は、その約束を果たす日でした。ちょっと難しいパズルに挑戦することです。3枚のパズル板に、すべてのピースを、ごちゃ混ぜにして、はめ込んでいくのです。子どもは、やる気満々。びっくりするほど早く完成しました。子どもは天才です。これで終わりはしません。「園長先生も挑戦して」と言うんですもの・・・。負けずにやりましたよ。でも、結果は、子どもの勝ち~~!!

どの子どもにも、何らかの形で、「小さな満足」を与えてあげたい・・・と、今日も子どもの側に寄り添っています。

冬の遊び

「しおみ」では、冬の遊びの定番といえば、毛糸編みです。指で編んだり、編み棒で編んだり、担任と寄り添って編むその姿は、まるで親子を思わせます。どんな話をしているのでしょうねえ。ネックレスあり、手さげ袋あり、あやとりありで、ゆっくりとした時間を過ごしています。手先を使うことは、脳の発達にもよいといいます。子どもたちが、ますます頭がよくなっていっている様子を見ることは、嬉しいものです。去年まで、全くできなかった子が、一発で、手さげ袋を作ったそうです。「写真を撮るから持ってきてえ」と言うと、子どもは得意満々になって、立派なモデルを見せてくれました。子どもはこうして伸びるのだと思います。

ほのぼのばなし

「園長先生、聞いてください。」と職員が、にこにこして走り寄ってきました。園舎は、外壁工事の真っ最中ですが、「○○ちゃんが、幼稚園の工事は、園長先生がしよらすと?と、聞いてくるんですよ。かわいいですね」・・・・と。子どもたちがいる昼間は、工事がされていないので、おへやを持たない園長先生がしているのだろうか?と、不思議に思ったのでしょう。

「園長先生も、大したもんだと思われているのかもねえ。ああ、うれしか」と、大笑いをしました。早速、子ども語録に書き加えておきました。子どもの新鮮な感覚には、驚くばかりです。大人は負けますよ。この感性をいつまでも持ってほしいと願わずにはいられません。

お客さま

今日は、風邪のため、外で遊べない女の子が、園長室で遊びました。キャッキャ言いながら、いっぱいおしゃべりをして、とても楽しかったです。「あたし、立ちブランコできるのよ。」「先生だって、できるよ。」「見たことないよ。外に出てこないけん、見られんやろ。今度絶対見せてよね。」「園長先生と、お友だちになったね。」「今日からたい。」なかなかしっかりした答えが返ってきて、私もタジタジ」 後から聞いてみると、この様子をお母さんにお話したそうです。思いはあっても、なかなか外で子ども達と遊んでやれないことを反省し、園長先生と話したことは、担任とは違った感覚で、子どもは嬉しいのかなあ。どの子にも、いっぱいほめ言葉をかけてあげようと、教えられたひとときでした。

支え合う

園舎は、クリスマス用品が、あちこちに飾られ、華やいだ雰囲気です。子ども達は、クリスマス会の練習を一生懸命にやっています。先日の、りんごローソクに参加できなかったお母さんに、「○○ちゃんは、上手にやっていましたよ。」と、同じクラスのお母さんが言ってくださったそうです。とても嬉しかったと、おたより帳に書いてありました。こうして、お母さん同士が支え合い、どの子もみんなで育てようというお心に、とても感動しました。まさに「共育」が実践されているようで嬉しく思いました。そうした心が、みんなを優しく包み、「思い遣り」の精神が醸成されていくのだと思います。「青い鳥」の話にもあるように、このような幸せは、どこにでもあるのです。ただ気づかないだけではないでしょうか。子ども達にも、小さな幸せが、たくさんあることを、折に触れ、気づかせていきたいと思います。

縦割り保育のよさ

廊下を通っていたら、ほほえましい光景に出会いました。

入園してきたばかりの年少さんの男の子のお着替えを、年長さんの女の子がお世話をしています。「よごれ物は、この袋に入れて。寒いから、早く着替えなさい。ほら、気持ちよくなったでしょ。」 まるでお母さんです。男の子は、言われるままにお着替えをしながらも、「このお姉さん、優しいなあ。」と思っているのでしょう。じっと、女の子の顔を見つめていました。

ねっ、ほほえましいでしょ。こうして、思いやりの心が育つのです。